君の隣の相棒さん、
第17章 気付かれないように、(甲)
『最初から気付いてたっていう感じね』
「そりゃあ?あんな顔してたら分かるでしょ普通。‥‥まぁ、気付いてたのは俺だけみたいだけど」
『‥‥‥良かった』
あんな答えをした俺に彼女は小さく呟くようにそう言った。
どういう意味かと問えば彼女はちょっと恥ずかしそうに答える。
『気付いてたの、カイトさんだけで良かったな…って。カイトさんには本当の私を見せられるから』
「‥それって、信頼されてるって思っていいの?」
頷く彼女に俺は笑顔で応える。
「マジ嬉しい」
彼女はそんな俺に一瞬驚いたような表情を見せた後で、普段の彼女からは想像がつかない程の優しい微笑みを見せてくれた。
「そんな顔するんだ…いいじゃん」
『は?』
「笑顔。笑った方が綺麗だよ?」
俺の何気ない言葉に動揺して瞬きを繰り返す彼女は、いつもと違ったまたいい表情だった。
「そりゃあ?あんな顔してたら分かるでしょ普通。‥‥まぁ、気付いてたのは俺だけみたいだけど」
『‥‥‥良かった』
あんな答えをした俺に彼女は小さく呟くようにそう言った。
どういう意味かと問えば彼女はちょっと恥ずかしそうに答える。
『気付いてたの、カイトさんだけで良かったな…って。カイトさんには本当の私を見せられるから』
「‥それって、信頼されてるって思っていいの?」
頷く彼女に俺は笑顔で応える。
「マジ嬉しい」
彼女はそんな俺に一瞬驚いたような表情を見せた後で、普段の彼女からは想像がつかない程の優しい微笑みを見せてくれた。
「そんな顔するんだ…いいじゃん」
『は?』
「笑顔。笑った方が綺麗だよ?」
俺の何気ない言葉に動揺して瞬きを繰り返す彼女は、いつもと違ったまたいい表情だった。