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恋してキスして抱きしめて

第12章 寸止め、悶絶、もう夢中

………浅いな、バーチャル蓮。


初恋の相手という状況はよく似ているし


半勃ちで挿れたくて堪らないお前の気持ちは良く分かるが


ってなんだかんださっきまでの俺とモロかぶりなんだけどね!!


そこは敢えてスルーしよう。


辛いなんてことを情けなく吐露し、欲に負けて畳み掛けるお前と……俺は違う!!




「……ちーちゃん。
さっき、俺が勃ってるか確かめようとしたよね?」

「………っ!?///
え、えっと……??」

「覚えておきな。
性欲塗れの男でも経験を積めば、不屈の精神力で抑えることができるんだよ」

「…………!」



………あと、2日の辛抱だ。


って、土日は出勤になったから逢えねぇけど


ここまで暴走した俺でも


自分の想いを再認識して、真剣に恋愛をすると決めた以上


やっぱり、この天然小悪魔が成人するまでは………



「小説で得た知識なんて邪魔なだけだ。

今すぐ捨てろ」


「…………!」


「今夜はこのまま添い寝するだけで我慢するけど

お前が知りたいって言ったことも含めて

これからは全部、俺が実践して教えてやるから」

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