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恋してキスして抱きしめて

第15章 あたしだけを、見て

「俺の可愛い彼女は、ずいぶん酔っ払ってるみたいだな」



こんな時間まで外に女2人でいることが、心配になっちまう俺。


駅の近くのコンビニって言ってるし、この子がしっかりしてそうだから問題無さそうだけど……



『あ、千夏は飲んでないですよ?
ノンアルコールを、お酒だと勘違いしちゃってるだけです』

「え、そうなの?」

『はい、だから私もびっくりしちゃって。
今も隣りで歌を歌ってます♪』



陽菜は楽しそうにケラケラと笑う。


も~~ちーちゃん相変わらずおバカなんだから。


雰囲気と思いこみで酔えるってすげぇな。



「君が傍にいてくれて良かったよ。
悪かっ……」


『千夏は、明日が楽しみすぎるって、何度も言ってました♡』


「………!」

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