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恋してキスして抱きしめて

第17章 積乱雲と、スコール

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『恋愛教育係……///』



『ちーちゃん、笑いごとじゃないからね。
君はもう俺のものになっちゃったんだから、後戻りできねぇのよ?』



『ふふっ♡もちろんです♡
でも、パパと同じ会社だったなんて、まだ信じられません』



『……はぁ、なんて報告しよう。
常務いつ海外から帰ってくるんだっけ』



『今回は何かのプロジェクトに携わってるとかで……9月の半ばって言ってました。
ですので、あと1ヶ月くらい先ですね』



『1ヶ月で心の準備できっかな……』



『パパ、怖くないですよ?』



『あのね、君にとっては優しいパパでも、俺にとっては神ゼウスのような存在なんだよ。
雷落とされたら、秒殺……』



『大丈夫です!あたしがついてます!
ユーリさんは世界一素敵です!』



ユーリさんの両手を握って、力強くそう言うと


あたしの大好きな、太陽みたいな笑顔で


ユーリさんは抱きしめてくれた。



『……なんか俺

お前を知る度に、お前のことが好きになるよ』

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