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恋してキスして抱きしめて

第17章 積乱雲と、スコール

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「…………///」



あたしの初めてを、捧げた日。


その時のユーリさんとの会話を思い出して、1人でニヤニヤしてしまった。


あれから3週間近く経ち、今日は8月最後の日曜日。


駅の改札を抜けてロータリーに出ると、バッグの中で携帯が鳴った。


……ユーリさんだ!♡



「はいっ!千夏です!」

『おはよ、ちーちゃん』

「もうお昼ですよ~?♪」

『……ごめん、今起きた』



掠れ声がとってもセクシーで、あたしはそれだけでドキドキしてしまう。


昨日は土曜日だけど、ユーリさんは深夜まで仕事をしていたみたいだから


もうすぐ午後の1時になろうとしてるけど、眠くて当然だよね。

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