恋してキスして抱きしめて
第24章 ずっと、好きだった
一同が言葉を失う中
夏輝は再び目線を上げて、笑いながら腕を組んだ。
「恋愛教育係なんて単なるこじつけだ。
千夏が俺に惚れてると勘違いしてるオヤジを使えば、実力行使で舞台は整うし
お前達2人は似てるから、惹かれ合うのは分かりきってた」
「…………!!」
「………俺がパリで優雅な日々を過ごしている間
何もかも、俺が描いた計画通りに進んだよ」
な、
な、
なんかすっげ~~腹立つんですけど~~!!
「おい!なんだそのドヤ顔!!」
千夏から離した手で、俺は衝動的に夏輝の胸ぐらを掴んだ。
~~~色々とおかしくねぇか!?
なんで夏輝のおかげで俺と千夏がゴールインしたみたいになってんの!!
つーか、そもそも計画通りならなんの問題も………
~~~~ハッ!!