恋してキスして抱きしめて
第25章 バカップルで、いいんです
「はぁ……ヒカルはいいとしても。
あいつらだけには会わせたくなかったな」
頭を起こしたユーリさんが、溜息を漏らす。
「ちーちゃん、惚れちゃったりしてないよね?」
「……えっ!?」
「俺が女だったら瞬殺されるだろうし。
ったく、夏輝もあの2人を差し置いて何で俺なんかに……」
「ユ、ユーリさん!!」
あたしは膝を立てて、慌てて彼に近付く。
………黒髪の蓮も、茶髪のヒメも、お兄ちゃんが言った通りめちゃくちゃカッコ良くて
それでも
「ユーリさんが、世界で1番素敵です……!」
「…………!」
「……あたしは、ユーリさんのことが大好きです」
………本当だよ、ユーリさん。
優しくて、キラキラしてて
あたしを真っ直ぐ見てくれる、その瞳が大好き。
両手で包んだ手を、更に強く握りしめると………
あいつらだけには会わせたくなかったな」
頭を起こしたユーリさんが、溜息を漏らす。
「ちーちゃん、惚れちゃったりしてないよね?」
「……えっ!?」
「俺が女だったら瞬殺されるだろうし。
ったく、夏輝もあの2人を差し置いて何で俺なんかに……」
「ユ、ユーリさん!!」
あたしは膝を立てて、慌てて彼に近付く。
………黒髪の蓮も、茶髪のヒメも、お兄ちゃんが言った通りめちゃくちゃカッコ良くて
それでも
「ユーリさんが、世界で1番素敵です……!」
「…………!」
「……あたしは、ユーリさんのことが大好きです」
………本当だよ、ユーリさん。
優しくて、キラキラしてて
あたしを真っ直ぐ見てくれる、その瞳が大好き。
両手で包んだ手を、更に強く握りしめると………