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恋してキスして抱きしめて

第5章 いきなり、任務終了?

………どーいうこと~~??


夏輝と常務の話からして、お兄ちゃん大好き!!って感じだとばかり思ってたけど


涼しい顔でアイスココアを飲むこの女から、そーいった感情は全く無いように見える。


………隠してる、だけ?



「……ちーちゃん。
夏輝のこと、好きじゃねーの?」

「………え!?」



唐突な俺の質問で、千夏は飲み物を喉に詰まらせる。



「す、好きじゃないって……!?」

「違うな、聞き方間違えた。
お兄ちゃんのこと、好き?」

「………!///
す、好きって……あの……」



何を言いだすんだと言わんばかりの、困惑した表情で千夏は俺を真っ直ぐ見てくる。


いや、ほんとに俺何言ってるんだろうね。


だけど、これが君のパパが1番聞きたいであろう究極な質問なのよ?



「どうなの?」

「……す、好きです……」



全身から湯気でも出そうなくらい顔を真っ赤にして、千夏は小さな声でそう言った。



「でも、それは、兄妹として……です」

「………!」

「お兄ちゃんのこと、大好きだから……

お兄ちゃんが幸せになってくれたら、それがあたしの幸せです……」

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