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恋してキスして抱きしめて

第5章 いきなり、任務終了?

「ちーちゃん、恋したことないにしても。
今まで男とデートしたことはある?」

「な、無いです」

「男と手を繋いだことは?」

「……幼稚園の時に、お遊戯会で……」

「あーそういうんじゃなくて。
キスしたこともないの?」

「……っ/// ありません!」

「SEXも~?」

「~~~~!!///」



……ダメだこりゃ。

この単語で泡吹くってどんだけよ。


ハタチになってもまだ処女の乙女に、いきなり誰かとヤッてこいなんて荒療治は出来ねぇな。


ってことは結局俺様の出番か。


だけど………



「ちーちゃん、俺のことは?」

「……え……?」

「俺も変な目してる?怖い?」



テーブルに肘をつき、顎を手に乗せた俺がそう聞くと


胸を押さえて呼吸を整えていた千夏が、ぐっと身を乗り出してきた。



「……怖く、ないです」


「…………!」


「ユーリさんの目、とっても綺麗です。

お兄ちゃんの優しい目とは違うけど、引き込まれるような……」

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