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「寒くない？」

「18℃だって。」

「カーディガン持って来ればよかった。」

義父はカバンをごそごそすると、シャツを出してくれた。

「佳奈にはぶかぶかだけど、寒いよりはいいでしょ。」

「ありがとう。」

上の方まで歩くとまだ雪が残っていた。

「夏なのに！雪がある！」

一人で興奮していると苦笑いをされていた。

写真を撮ってからまたロープウェイに乗り降りてきた。

「さて、温泉行くか。」

「やったね。」

近くの宿の温泉に行った。

「じゃあ2時間後にここで。」

「わかった！」

義父と別れるとのんびりお風呂に入った。

温泉が10種類とサウナが2種類あって満喫できた。

1時間30くらいで上がると身支度をしてお土産のところをふらふらしていた。

「おかえりなさい。」

義父が戻ってくると車に乗った。

「札幌まではどうやっていくの？」

「特急電車のつもり。」

その言葉を聞いてテンションが上がった。

「特急電車初めて乗る！」

「知ってる。」

ホテルに戻ると明日チェックアウトするために荷物をまとめた。