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義父×義娘。

第32章 *旅行

3日目は、層雲峡に行くことになっていた。

「すごいね、ここまでまっすぐな道初めて見た。」

「飛ばしやすいから気持ちいい。」

「速度違反とか気をつけなよ。」

「そりゃそうだ。」

美瑛から見えていた遠くの山がどんどん大きく見えてとても楽しかった。

途中、道の駅でご飯を食べてから層雲峡についた。

「ロープウェイ乗るの?」

「そうだよ。」

「おとうさん高所恐怖症じゃなかったっけ?」

「下見なければ大丈夫。」

お昼時で空いていたのか、あまり人がいなかったのでわざと下が見える一番前に座った。

義父はついてこないで真ん中の方にいた。

あっという間に着くと、義父は少し顔色が悪かった。

「大丈夫?」

「なかなか怖かったね。」

「そう? あ…ちょっと待ってて。」

義父をベンチに座らせるとコーヒーを買いに行った。

「どうぞ。」

「ありがとう。」

落ち着いたようなので歩き始めた。



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