
義父×義娘。
第32章 *旅行
7日目。
早めにチェックアウトをしてレンタカーを返してから空港に向かった。
「人多いねぇ。」
「帰省ラッシュだろうからね。」
お土産はこれでもかというくらい買ったので、私は義父の荷物も持ってベンチに座って搭乗時間を待った。
義父はふらふらしてくると言ってどこかへ行ってしまった。
携帯でゲームをしていると義父が戻ってきた。
「おかえりー。」
「ただいま。」
搭乗時間になり、飛行機に乗るとすぐ寝てしまい、気づいたら東京に着いていた。
「うわああああ、暑い。暑すぎる東京。」
「北海道は涼しくないって言ってなかった?」
「北海道に謝らなきゃ。」
くらくらしながら車に向かうと
「暑い、暑い、乗りたくない」
「じゃあ佳奈だけ電車で帰ってきたら?」
「嫌だ。」
「じゃあ乗りなよ。」
