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私は電話を切ると過呼吸と嗚咽で呼吸がうまくできなくなっていた。

必死に袋を探しているとお風呂から上がった義父が部屋に来た。

「佳奈…？どうしたの？」と声をかけられたけど答えられないでいると袋を持ってきてくれた。

「救急車呼ぶ？」と言われたけど首を横に振った。

まだ意識はある。大丈夫。

でもなかなか収まらなかったので、義父は私に袋を持たせるとリビングに行って電話をかけていた。

部屋に戻ってくると「佳奈。夜間外来行こうか。」と声をかけられて抱っこされた。

家を出ると、隣の家のおばちゃんが異変に気付いて声をかけてくれた。

「佳奈ちゃんどうしたの？大丈夫？」

「過呼吸が収まらないので病院に連れて行こうと思ってまして。」

と義父が言うと、「一人で連れて行くの大変でしょう？ついて行きましょうか？」と言ってくれた。

義父は頭を下げると「すみません。よろしくお願いします。」と言った。