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恋人契約

第2章 始まり

「俺はそろそろ仕事に行く。」

「あの、俺はどうしていればいいですか?」

「好きにしてろ。」

じゃあ、家に帰っても・・・

「ただし、俺の家の中でな。勝手に外に出たら今日の夜はお仕置きだ。」

で、ですよねー。

はあ。

お仕置きって言うと、100%性的な意味だし。

その用途で買ったんでしょうからね。

虚しい・・・。

俺はゲイじゃねぇっつうの。

仕事だ。

仕事。

「じゃあ、行ってくる。」

「あ、いってらっしゃい。」

ちゅっ

は?何これ。

今時いってきますのちゅー?!

はあああ??!!!!

「忘れたのか?俺たちは仮にも恋人同士だ。こんなこと当たり前だろ?」

そう言って龍さんはニヤッと笑った。

コノヤロウ。

いつか訴えてやる。

ワイセツ罪?ってやつで。

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