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恋人契約

第3章 夢の中で

「1000万の借金?!父さんが?!」

親戚に引き取られた俺は叔父さんから聞かされ、やっと分かった。

金が返せなくなって、一家心中しようとしたんだと。

そして俺は高校を中退し、朝昼晩と働いた。

夜は年をごまかしてまで働いた。

それでも1000万なんて到底返せるわけもなくて。

借りてたところが闇金で、

払えないなら身体で払えと言われ、

そしてそこの男たちに抱かれた。

でも不思議なことに、それは1週間程度で終わった。

何故だろうと考えても何も分からなかった。

18になって叔父さんの家を出て、

だけど高校中退の俺を雇ってくれるところなんてどこにもなくて。

路頭に迷っているときに、loversの店長が、

「うちに来ない?」

と、拾ってくれた。

だから、店長の頼みは断れない。

だからこうして龍さんにおとなしく買われた。

でも、龍さんって・・・

初めて会った気がしないのは何でなんだろう。

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