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恋人契約

第4章 非日常

ー※皇side※ー

大人しくついていって案の定縛り付けられてるし。

ご丁寧に目隠しまで。

ホントもうなんなの?

久々の外出だったのにさ。

それに・・・せっかく楽しかったのに。

「お前ら、出てきていいよ。」

お前ら?

こいつの他に誰か・・・

「この男の子・・・好きにしていいよ。」

「マジっスか?!うっしゃっ」

好きにしていいって・・・

ふざけんなっ!

「おーっ、すげぇ美人だ。」

何人いるんだ?

2人?

いや、3人?

「じゃ、失礼しまーす。」

「やっ・・・」

気持ちわりぃ・・・

前の生活に戻ったみたいだ・・・

「いや・・・だっ」

「おーっ、可愛い声してるねー。もっと聞かせてよ。」

「誰がっ!!」

「いいじゃん。今のご主人様にもいっぱいヤられてんだろ?」

そうだけど・・・

龍さんとシてる時と今とじゃ、全然違う。

「じゃーあ、僕は龍さんに電話してみよー。」

龍さんの・・・知り合い?

「アンタ・・・龍さんの何?」

「・・・君と同じだよ?前の契約されてた恋人。」

元・・・仮の恋人。

その人が俺になんで?

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