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恋人契約

第4章 非日常

ー※龍side※ー

「皇、買ってきた・・・ぞ?」

皇がいない。

そこに座っていたはずなのに。

プルルルッ

非通知?

「誰だ?!」

「もー、やだなぁ。僕ですよ、ぼ・く。」

この声は・・・

「坂本か?」

「宏樹って呼んで下さいよ。・・・まあいいです。今の龍さんの仮の恋人って皇くんって言うんですよね?」

「お前・・・皇をどこに!」

『や・・・めろっくそ野郎がっ』

聞こえたのは皇の喘ぐ声。

皇が・・・

襲われてる?

「お前との契約は切ったはずだ!なんのために!」

俺の皇を・・・

「ハハッ・・・決まってるじゃないですかぁ。僕をあなたのものにして下さいよ。」

「そんなこと!」

『ふざけんなっ・・・っ龍さんがそんなことするわけない!』

皇・・・。

必ず助ける。

待っていろ。

「うるさいな。お前ら、こいつ黙らせて。」

『俺に触んな!やだ・・・っ』

・・・っ

「坂本・・・お前、どうなるか分かってるな?見つけたら・・・ぶっ殺す。」

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