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大宮ピンク変

第1章 大野変

と、大野さんが俺の背中に手を回して来た。

何。

何でもあれ、大野さんの自由にさせたくない。

腕を突っ張り、全力で大野さんを押しやろうとする俺。

俺を抱き締めようとする大野さん。

服が落下して足にまとわりついたので、蹴飛ばす。

力と力の争い。

しかしもともと力で敵わない俺、女の子になってますます非力になったか、あっさり抱き寄せられてしまう。

くそっ。

しかも肘痛え。

大野さんの唇が瞼に触れた。

「駄目?」

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