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大宮ピンク変

第4章 櫻井変

コトを終えると、俺は大野さんを探して局の建物に戻った。

今、七時。

ちょうど大野さんの今日最後の仕事が終わる頃である。

大野さんの姿は見当たらなかった。

まだ終わってないのかな。

ソファを見つけ腰を下ろす。

処女喪失の痛みはもう残ってないが、新たに股関節と腰痛い。

疲労感も半端ない。

「ニノ?」

呼ばれて顔を上げる。

そこにいたのは翔さんだった。

「お疲れニノ。何、帰ってなかったの」

「うん…」

我ながら覇気がない。

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