仮彼氏。
第5章 泊まり。
「高木!お前なに勝手に…」
「どうぞお召し上がり下さい」
「い、いただきます…」
高木さんが銀を制して私に笑顔を向ける
使用人ってこんなに自由なのかな…
「ん、おいしい!」
とりあえずスープを口に運ぶと、優しい味が体に染み渡った
「さっき喘ぎまくってたから、ちゃんと何か飲めよ?」
「なっ…!//」
確かに喉枯れかけてたけどっ…!
「そうだと思って先ほど紅茶をお持ちしましたのに…」
「え」
そうだったの!?
「高木、俺も頼む」
「…………かしこまりました」
「…何だその間は?」
「気のせいですよ」
自由すぎる高木さんに溜め息を吐いて、銀が私の隣に座った