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仮彼氏。

第5章 泊まり。



「…あ、そういえば!」

今さらだけど、賭けのことを思い出した


「なに?」

「優と梨佳と、賭けすることになったの!」

「賭け…?」

眉間にしわを寄せる銀
とりあえず一通り説明した



「…何勝手に巻き込んでんだよ」

「ご、ごめんなさいっ!!」

思いっきり睨まれて、賭けを受け入れたことを後悔する
私のばか…!


「で、でも!銀もともと頭良いし…
負けることはないって…!」

「はぁ…」

溜め息を吐く銀
怖いよー…


「…絶対勝つぞ」

「………へ?」

今、絶対勝つぞって…


「だから、勝つぞ」

「いや…え?」

何か意外にやる気出てる!?


「何でも一つ要求出来んだろ?
…楽しみだな」

銀がニヤリと笑った
何企んでるんだろ……


「銀様、どうぞ」

「あぁ、さんきゅ」

まもなくして銀の分の食事が運ばれてきて、一緒に夕食を食べた


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