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仮彼氏。

第7章 千晴。


向島と同時に首をかしげると、黒田がニヤリと笑った


「向島って千晴のこと好きでしょ」

「……は!?//」

顔を赤くする向島
いや、とっくにバレてるって…


「仮彼氏だか何だか知らないけど、男なら自分の気持ち伝えなさい!」

「まじかよ…」

溜め息を吐く向島の肩をポンッと叩いて、黒田が俺を指さした


「あんたは千晴に謝れ!」

「は、はい…!」

黒田怖ぇよ…


「行くぞー!」

「…って、勝手に早退していいのか?」

向島の言葉に、確かに!と頷く俺
つーか放課後でよくね…?


「もう先生に言ってあるから」

「え、いつ!?」

ずっとここにいたのにどうやって…


「メールした」

「澤村に!?」

「うん」

ほら、と言って黒田がポケットから携帯を取り出し、俺たちに向けた


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千晴のことが心配すぎて授業に集中出来ないー(><)

だから倉内と向島と一緒に早退して、千晴のお見舞い行ってくるー♪


♥梨佳♥

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