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仮彼氏。

第7章 千晴。



それから数日後…


『千晴…?』

委員会で遅くなるから昇降口で待っていてもらっていたはずなのに、そこに千晴はいなかった


『靴は…ある』

下駄箱を見ると、千晴のスニーカーがちゃんと入っていた


『トイレかな…?』

何となく、嫌な予感がする

恐る恐るトイレに近づくと、その予感は現実に変わった


『きゃっ…!』

『あはははは!だっさ!!』

誰かの悲鳴と、女の下品な笑い声

もしかしなくても、今の悲鳴は…



バンッ


『千晴…!!』

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