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仮彼氏。

第9章 ピンチ。





―昼休み―



ガラッ



「…来たよー?」

体育倉庫に入った瞬間、むわっとした空気が私を包んだ



パチッ


「わっ…!」

急に電気がついて、倉庫が明るくなる
きっともうすぐクラッカーの音が…


「あ、結構可愛いじゃん」
「ほんとだ、俺タイプかも」

「…じゃ、適当にヤっていいよ」

「え…」

メールを送ってきた本人が出ていく
二人の男が近付いてくる

ナニガオキテイルノ???


「あはは、めっちゃ動揺してる!」

「梨佳ちゃん…だっけ?
なんかどんまいだよねー」

「…誰?」

金髪にピアス
いかにもチャラそうな二人組


「さぁー?誰でしょう」

「……」

…うざ。


「梨佳ちゃんってさ、処女?」

「…それ聞いてどうすんの?」

まぁ処女じゃないけど。


「…なんか見た目と違って性格ねじ曲がってんな」

「倉内先輩大変そー」

倉内先輩…?
こいつら年下かよ。。


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