仮彼氏。
第1章 疲れた。
ギシッ
「っ…?」
ベッドに投げられると思ってたから、優しく下ろされて少し拍子抜けした
「…何?」
「な、何でもないっ…!」
「じゃあ、いい?」
何でそんなこと訊くのよ…
「…だめって言ってもどうせするんでしょ?」
「さぁ?」
「っ…やるならとっととやって!」
「了解」
そう言うと、向島が私に顔を近付けた
「ひゃっ!」
いきなり耳の裏を舐められて、変な声を出してしまう
「耳、弱いんだ?」
「知、らなっ…//」
「そっか、処女だもんね
自分で弄ったりしてないわけ?」
「そんなこと、訊かないでっ…」
「弄ってんだ?」
「っ…!//」
もう最悪…
「肌、綺麗だな」
耳を舐めながらシャツのボタンを全部外したらしい
どんだけ器用なのよ…
「外すぞ?」
「……」
無言を肯定と捉え、向島がブラのホックを外した