仮彼氏。
第12章 センセイ。
「いつから気づいてたの!?」
「…去年の夏ぐらい?」
「……」
…付き合いだした頃じゃないですか。
「ま、高木は優秀だし、結婚も特に反対とかしないから
…早くお前も幸せになれよ」
「もう…」
私が顔を赤くしていると、リビングのドアが静かに開いた
「紅茶をお持ちしました
…それと、あまり佳奈様のことを苛めないでいただけますか?」
「おお高木!
すまん、ついな」
さらっと登場してさらっと格好いいこと言っちゃう高木
はぁ、もうまた好きになっちゃう…
「熱っ…!」
ぼーっとしながら紅茶を口にしたら、まだ熱くて舌を火傷してしまった
「佳奈!」
「んっ…!!?」