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仮彼氏。

第15章 番外編。




「はぁっはぁっ…」

「はぁ…すみません」

ベッドに横たわって荒い息を吐く私に向かって、高木が小さく頭を下げる


「…なんで謝るの?」

「それは……」

口ごもる高木

謝るとか、なしでしょ…


「…謝んないでよ、気にしなくていいからさ!

今日のことは二人だけの秘密。で、私たちは今まで通り令嬢と執事として生活していけばいい」

もう深く考えたくなくて、一気に捲し立てた

これで、いいんだ……



「…無理ですよ」


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