仮彼氏。
第2章 おかしい。
「朝ごはん…いいや」
こんな状況で作る気力が湧くはずもない
お母さんに助けを求めるのも、なんとなく憚られた
「……」
どうしよう、めっちゃ暇…
まだ朝の8:00で、テレビをつけてもニュースばかりだろう
携帯いじるのもあれだし…
「…寝よ」
結局それしか思いつかなかった
―数時間後―
「んー…」
起きると、時刻は13:00だった
私そんな寝ちゃったんだ…
「あれ…?」
腰、痛くない!!
膝はアザが出来ていたけど、腰の痛みは大分軽くなっている
「…お風呂入ろ」
昨日疲れて入らなかったことを思い出し、シャワーを浴びることにした
ガラガラッ
蛇腹状のドアを開け、浴槽にお湯を溜める
「ふぅ…」
椅子に座って溜め息を吐くと、何故か体が疼き始めた
「ん…」
昨日銀にさんざん弄られた場所に、自分で触れる
いつもは胸からじっくりやるのに、今日は我慢出来なかった
「ぁ、あっ…」
指を出し入れする度、昨日と同様に淫らな音が聞こえる
なのに…
「っ…?」
いつもは秘部を弄ったらすぐにイけたのに、いつまでたっても大きい快感が来ない
“お湯が沸きました”
無機質な声で我に返り、軽くシャワーを浴びてお湯に浸かった