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仮彼氏。

第2章 おかしい。


ガシッ


「えっ…ん!?」

銀に肩を掴まれて振り向かされると、その勢いでキスされた


「んぁっ…」

舌を絡められ、銀のシャツの胸元をギュッと掴む


「っはぁ、はぁ…」

やっと唇が離れて目を開けると、銀がニヤニヤ笑っていた


「な、何よっ…!」

「別に何でもないけど?」

「嘘つけー!!」

絶対何かある…!


「…神谷ってツンデレだなーと思って」

「…はぁ!?」

私がツンデレ!!?


「それはない!」

「いや、あるから」

「ぜーったいない!!」

「…ガキか」

冷たい一言を浴びせられ、言葉に詰まる


「…あのさ」

「…なに?」

私が睨み付けると、銀が少し躊躇ってから言った


「一人でヤってた?」


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