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仮彼氏。

第2章 おかしい。

「な…!///」

「当たり?」

「なんでそんなことっ…!//」

まさか超能力…!!?


「…んー

なんかお前顔赤いし、エロい匂いするから?」


「エロい匂いって…」

「昨日嗅いだ匂いがした」

「っ…///」

熱くなった頬を押さえると、銀がその手に自分の手を重ねた


「…発情しちゃった?」

「っばか…!//」

発情って…!私は動物か!!


「冗談だって」

「…え」

銀の手が離れる


「第一、俺には関係ないしな」

「っなんで…」

「は?
俺はお前の処女貰うのが契約だろ

お前が発情してようがしてまいが2回も3回もヤる気はねーよ」


別に、こいつに抱かれたいわけじゃない


“第一俺には関係ないしな”

別に、寂しかったわけじゃっ…


「…神谷?」

「うぅっ…」

「…何で泣いてんだよ」


銀の指が、私の目尻に触れた


「泣いて、なんかっない…!」

「…お前はあほか」

強がる私に、呆れ顔の銀


「からかってごめんって…」

頭を撫でられて、私の中の何かが切れた


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