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仮彼氏。

第2章 おかしい。

部屋着のショートパンツと下着を脱ぎ、銀の上に跨がる


「おいっ…!」

綺麗な顔を歪める銀を見つめながら、ゆっくり腰を落とす


「っ…」
「いっ…」

先端が入ると、入り口に痛みが走った

昨日処女膜破れたはずなのに…


「…っ馬鹿か」

「きゃっ!」

銀に肩を掴まれて、体が反転した


「銀っ…!」

手縛ってたのになんで!!?


「…勝手にほどけたけど?」

ネクタイを掲げ、首をかしげる銀
私、不器用なのかな…

「…で」

「ひゃっ…!!」

銀がいきなり私の胸に触れた


「こっちが紳士的にやってたのに?
勝手にキレて勝手に襲って?

挙げ句の果てにフェラまでしやがって…
まぁまぁだったけどな」

「っ…!///」

こ、こいつ…!!!


「そんでもって自分から挿れようとするって…

どんだけエロいんだよお前は?
…しかも痛がってるし」

「だ、だって…!!」

「…言い訳は後で聞く」


そう言うと、銀が私の胸に吸い付いた

瞬間、チクリとした痛みが体を走る


「…仮恋人の証だな」

「へっ…?」


意味が分からなくて自分の胸を見ると、赤い痕がついていた

「こ、これ…!!」

キスマーク!!?


「別にいいだろ、服着てりゃ見えねーし

…それとも、他に見るやついる?」

「んなっ…!」

セクハラだセクハラっ…!!


「冗談、いるわけねーよな」

「……」

…言い返せないのが辛い


「…で、」

「で…?」

な、何だろう…


「挿れていいわけ?」

「………え」

「さっき自分で挿れようとしただろーが」

「っ…///」

そうだ、私ってばなんてことを…!


「早く答えっ…」
「ち、ちょっと怖い…!」

ギュッと目を瞑って叫ぶと、銀が少し目を細めた


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