仮彼氏。
第2章 おかしい。
―放課後―
「俺、千晴のこと好きだから」
えー、優に告白されています。。
「わ、私彼氏いるし…!」
「俺諦める気ねーよ?」
「っ…」
彼氏効果ゼロかいっ!!
というか…!
「お前は葉山部長かぁぁ!!!」
「…は?」
渾身のツッコミも、優のせいで空振りに終わった
「と、とにかく…!
私、優とは付き合えないよっ…」
彼氏がいるとかいないとか置いといても、優は大切な幼馴染み
そう簡単に付き合える私じゃない
「…ぜってー振り向かせるから」
「だから無理だって…」
「やってみなきゃ分かんねーよ?」
そう言うと、優が笑った
いつもと違う試すような大人っぽい笑みに、なぜかドキッとする
チュッ
「………え」
「千晴油断しすぎ」
気づくのに時間がかかったけど、優にキスされた…!?
「向島とどこまでいってるかは知らねーけど…
俺は千晴を落としてみせるよ」
「っ…!//」
唇に残る、優の感触
目の前に立っている優は、いつのまにか男の子から男になっていた
伸びた背も
無造作にセットされた茶髪も
低くなった声も
私を惑わせるには充分で…
「送ってく」
そう言った優に、すぐに返事が出来なかった
「………っ大丈夫だよ」
「遠慮すんなって」
「別に遠慮なんか…!」
明らかに動揺する私に溜め息を吐く優
「別に取って喰ったりしねーから
ほら、行くぞ」
「あっ」
腕を引かれて、半ば無理矢理優と帰ることになった
「俺、千晴のこと好きだから」
えー、優に告白されています。。
「わ、私彼氏いるし…!」
「俺諦める気ねーよ?」
「っ…」
彼氏効果ゼロかいっ!!
というか…!
「お前は葉山部長かぁぁ!!!」
「…は?」
渾身のツッコミも、優のせいで空振りに終わった
「と、とにかく…!
私、優とは付き合えないよっ…」
彼氏がいるとかいないとか置いといても、優は大切な幼馴染み
そう簡単に付き合える私じゃない
「…ぜってー振り向かせるから」
「だから無理だって…」
「やってみなきゃ分かんねーよ?」
そう言うと、優が笑った
いつもと違う試すような大人っぽい笑みに、なぜかドキッとする
チュッ
「………え」
「千晴油断しすぎ」
気づくのに時間がかかったけど、優にキスされた…!?
「向島とどこまでいってるかは知らねーけど…
俺は千晴を落としてみせるよ」
「っ…!//」
唇に残る、優の感触
目の前に立っている優は、いつのまにか男の子から男になっていた
伸びた背も
無造作にセットされた茶髪も
低くなった声も
私を惑わせるには充分で…
「送ってく」
そう言った優に、すぐに返事が出来なかった
「………っ大丈夫だよ」
「遠慮すんなって」
「別に遠慮なんか…!」
明らかに動揺する私に溜め息を吐く優
「別に取って喰ったりしねーから
ほら、行くぞ」
「あっ」
腕を引かれて、半ば無理矢理優と帰ることになった