仮彼氏。
第4章 契約。
「すーはー…」
深呼吸をして、脱衣場に入る
シャワーの音と磨りガラスに浮かぶ千晴のシルエットに、息を飲んだ
「…千晴」
「えっ!?」
ピタリとシャワーが止まり、空間が静寂に包まれる
「な、なんで銀がここに…!?」
「ちょっと訊きたいことあって…」
「なに…?」
…訊きづらっ!!
すげー怒られそうだし…
「あの、さ…」
「うん?」
訊くしかない…!
「…千晴って、何カップ?」
「……へ!!?//」
言ってくれっかな…?
「下着、用意するから…」
「あ、そういうことか……//」
顔を見なくても、千晴が真っ赤になっているのが分かる
…俺も多分赤いし