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手探りな絶望

第7章 献身



「もう…しないから

急に
ごめんな?」




きつく
抱きしめてるせいか

冬実の返事はなく



でも
冬実は
俺の背中に手を回し


俺にきつく抱きついた




「冬実…」



今日、泊まってけよ



「…好きだよ…」




泊まってけよ





「ほんと、好き…」





帰したくない

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