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手探りな絶望

第4章 野球


酔ってたのかな

ポジション褒めらて
嬉しかったのかな…


いや


違う





彼女を

彼女にしたくなったんだ





もっと


近づきたいと思った





もっと

知りたいと思った




もっと

一緒にいたいと思ったんだ





俺にはもう
迷いはなかった



本当の彼女が
俺の目の前の佐々木冬実だと。




「佐々木さん
よかったら
日曜日野球みに来ない?
近くのグランドでやるんだけど」



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