手探りな絶望
第1章 流星
俺は
近くのコンビニまで歩いた
もともと
このコンビニに来るために
夜中に出てきたんだけど…。
コンビニに着くと
女を外で待たせて
女用のスリッパと
元々の目的だった酒を手に取り
レジに並んだ
ホットドリンクのコーナーが
目に入り
俺は
ホットの烏龍茶も
レジカウンターにおいた
袋詰めを待ちながら
コンビニの外に目をやると
寒そうな女の後ろ姿が見える
外が寒いのはわかってるんだ
でもココは
顔なじみのコンビニ
おかしな女を
連れてるのを
見られたくないと
思っていた
まるで
俺が女を
殴ったみたいじゃないか
しかも…裸足の女とか…。
レジを済ませて
店を出て
「ちょっとこっち…」
俺は
その女を駐車場のすみへ
誘いながら
コンビニの袋から
酒だけを取り出し
スリッパの入った袋を
女の前に差し出した
「これ、とりあえず
履いてくれよ」
女は
よほど寒かったのか
遠慮する素振りは見せず
頭を下げて
素直にその袋を受け取った
袋の中に
飲み物があるのを見つけると
顔を上げて
俺の顔を見たから
「いらねーなら捨ててくれ」
って言うと
また
女は俺に頭を下げた
助けてくれって
言ったのは
お前だろ?
そう思った
近くのコンビニまで歩いた
もともと
このコンビニに来るために
夜中に出てきたんだけど…。
コンビニに着くと
女を外で待たせて
女用のスリッパと
元々の目的だった酒を手に取り
レジに並んだ
ホットドリンクのコーナーが
目に入り
俺は
ホットの烏龍茶も
レジカウンターにおいた
袋詰めを待ちながら
コンビニの外に目をやると
寒そうな女の後ろ姿が見える
外が寒いのはわかってるんだ
でもココは
顔なじみのコンビニ
おかしな女を
連れてるのを
見られたくないと
思っていた
まるで
俺が女を
殴ったみたいじゃないか
しかも…裸足の女とか…。
レジを済ませて
店を出て
「ちょっとこっち…」
俺は
その女を駐車場のすみへ
誘いながら
コンビニの袋から
酒だけを取り出し
スリッパの入った袋を
女の前に差し出した
「これ、とりあえず
履いてくれよ」
女は
よほど寒かったのか
遠慮する素振りは見せず
頭を下げて
素直にその袋を受け取った
袋の中に
飲み物があるのを見つけると
顔を上げて
俺の顔を見たから
「いらねーなら捨ててくれ」
って言うと
また
女は俺に頭を下げた
助けてくれって
言ったのは
お前だろ?
そう思った