
蛹
第3章 3
マンションのインターホンを何度か鳴らすあきら…しかし応答がない
携帯を鳴らしてみた
中から聞こえてきた
「拓哉!!開けろ、中にいるんだろ!!拓哉!!」
……ガチャ
静かに扉が開いた
「拓哉?」
「……あきら」
「入るぞ」
中に入るあきら
拓哉を抱きしめる
「心配した。どうした?」
「……風邪ぎみで起きれなかった」
「なんだよ…呼べよ」
「もう大丈夫…」
「温泉わ延期だな」
「ごめん」
「また、いつか行こうぜ!!今日からずっと一緒にいてやるからな」
「うん…」
「一人か?」
「うん…施設に顔出しに行ったんだ…」
「そうか。毎年欠かさず行くんだな」
「うん…」
「拓哉…」
あきらが拓哉の顎をあげ熱いキスをした
「拓哉…」
抱き上げベットに運ぶ
「拓哉…」
ゆっくり拓哉にかぶさると首筋にキスを落とす
「…あきら」
あきらに抱きつく拓哉
「拓哉…」
ゆっくり服を脱がし全裸にし、あきらも上半身裸になる…
舌を使い、身体中を舐めるあきら
「はぁ…あきらっ…」
「拓哉…うつ伏せになって…」
ゆっくり身体を回転させる…背中にもキスを落とした…
……ん?
……このあざ何だ…
首筋に何カ所かあざがあった
あざぢゃない…これ………キスマークだ
…なんで…
…拓哉…どういうこと…
「…拓哉………誰かに何かされた?」
ピクッと拓哉の身体が反応した
「どうして…」
「ここの…これ…キスマークだよな……」
「え!?え!?」
慌てて起き上がり鏡を見た
「…あきら…これわ」
「誰?」
「え?」
「言え。」
「………」
「あきら……ごめんなさい」
拓哉から離れベットから下りるあきら
「あきら!!待って!!」
「帰るわ」
「あきら!!」
着替えて部屋から出るあきらを後ろから抱きしめる拓哉
「あきら!!行かないで……ごめん……………シュンなんだ……シュンに…」
