
蛹
第3章 3
「シュン?何されたんだよ!!」
「街で呼び止められて…狭い路地に連れ込まれて……」
「あの野郎…」
「逃げようとしたけど身体が動かなくて……」
「やられたのか…」
「ごめん!!あきら…」
「入れられたらのか?」
「………」
あきらがマンションを飛び出した…
シュンのマンションに向かったが、シュンわペンションに出かけたあとだった
「畜生!!」
拳を握りしめしばらく動けずにいた
…拓哉………なんで、
一方、ひじりの自宅にあがり眠ってしまった孝之
「…………ん」
目が覚める孝之
「やべ…寝ちまった」
片付けて出て行こうとした孝之
「…孝之か」
「あ…起こしたか?」
「なんでお前が…」
「……たまたま通りかかっただけ」
「…孝之」
「ひじり…俺帰る」
「待てよ…」
孝之の腕をつかみ抱き寄せるひじり
ひじりの上になっていた
ひじりが強く抱きしめた
「会いたかった。」
「ひじり…」
「孝之…」
「離せよっ…」
無理矢理離れ走りひじりのマンションを飛び出した
一目散に走る孝之…
抱きしめられた身体が熱くなっていることに気付く
…俺、ひじりが好きだ…
…ひじり…が
