
蛹
第1章 1
「はぁ…はぁ…あぁ……ん…あぁ…あぁぁ!!」
ベッドの上で一人で扱き果てる孝之………
ティッシュで拭き取り服を着た
ひじり………恋人いないとか言ってたけど……
やっぱ……抜いたりすんのかな……
…あれ…俺…何考えてんだよ……
参ったな………
「ただいま…」
「おかえり」
「飯ちゃんと食ったか?」
「あぁ」
「なぁ…孝之…」
「ん?」
「お前……こないだ風呂で……勃起したよな…あれ…なんで…?」
「わかんねーよ…俺にも……」
「孝之……寝たことあるか…女と」
「は?…あるわけねぇだろ…」
「まだ…したことないのか……一人で扱いたことわ?」
「知らねーよ………」
「…なぁ…」
「好きな奴いる?」
「居る訳ねぇだろ」
「そうか」
「お前わ…いろんな女とやったことあんだろ?」
「俺、初めてわ、18だった…家庭教師の女…一回きりだった。研修医になって恋人できて…でも研修医の俺にわ、生活力もまだなくてな…別れたよ…」
「ふぅん…」
「なんだよ。」
「今なら、生活力あるんだし…医者だしモテるから女もすぐできるだろ」
「んなことないよ…」
「あ…!!女できたら言ってな…俺いつでも出てくし!!(笑)」
「…………」
「寝るわ…おやすみ」
部屋に向かう孝之の腕を掴み引き寄せ抱きしめた
「!!…何だよ…!!離せよ…!!」
「おかしいんだ………病院でも…孝之の顔が頭に浮かんで………何かおかしいんだ…孝之…」
「ひじり……」
目が合う二人
長い長い沈黙の末…
二人の唇が触れた
「孝之…」
「ひじり…」
……孝之が腰から崩れ落ち、佐久間が支え、ソファーに座らせると優しく抱きしめた
「ひじり……って…あったけ…」
「孝之……」
孝之のズボンのベルトをはずし…ジッパーを下げ、パンツに手を入れる佐久間
「ひじり…っ…」
「孝之…っ…ここすごく勃起してる…苦しいだろ…楽にしてやるから」
ズボンとパンツを膝まで下げると両手で扱き始めた
「あぁっ…ダメ………あぁっ…ひじり……っ…ううっ…あぁっ…っ」
すぐに果てる孝之…
「孝之………早いな…凄くエロい」
ちゅ…再び唇が触れた
