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「最後に決めるのは自分自身だもの。

拓実君は…悪くない。


自分を責める必要なんて無いよ。」



これは私の本心だ。


それに、秀ちゃんがまだ彩さんのことを好きだっていう可能性もある訳だし





私の恋の行方は…


変わらない。







「生田さんって、真面目なだけじゃなくて
優しいんだね。」


「や、優しい？///」



言われ慣れてない言葉に思わず赤面した。



「ハハっ…、マジで生田さん分かりやすっ。」


「もうっ、年上をからかわないでよ。」



まったく…


兄といい、弟といい…。



「なんか、兄貴が生田さんを構うのが

分かる気がする。」


「え？」



拓実君まで訳の分からないことを…。



「兄貴は生田さんのことなんて呼んでるの？」


「…眞子…ちゃんって…。」



「ふぅん。じゃあ、
俺も眞子ちゃんって呼ばせてもらおっと。」