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叶わぬ恋でも君のために。

第9章 止められない想い

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目覚ましの音で目が覚めた。


私、いつの間に…。


携帯を開くとメールのくだらないやり取りが1時間にも渡って続けられていたことがわかった。


私が最後に送ったメールは

“眠くなってきた。”


私、このまま寝ちゃったんだ…。



拓実君から送られてきて未開封だったメールを開けると


“おやすみ、眞子ちゃん。
いい夢見てね(*^3^)/~☆”




なんだ…これ…。



だけど、少しは寝れて良かったな。


拓実君のおかげ、かな…?







私はシャワーを浴びて身支度を済ませると
朝食を食べてから家を出た。




そして、いつものように柳田家のインターホンを鳴らした。



「はい、どうぞ。」


相変わらず冷たいサヤさんの声だけど
門を開けてくれたことにホッとした。



第一関門突破、ってとこか…。

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