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叶わぬ恋でも君のために。

第2章 仕事に生きる。

広い部屋の中にはトイレもシャワー室もある。
社長…どんだけ金持ちなの?


こんな生活してるんだからうちの会社は安泰ね。
堂々と給料2倍にしてもらおう。


っていうか肝心の秀司はどこ?






大きなカーテンがゆらゆらと揺れていて


そっとベランダに近付くと


一人の男性が背中をこちらに向けて白い椅子に座っていた。




「あの…。」


「…。」


後ろから声を掛けても返事がないので
彼の正面に回り込んだ…。





---え…?



//////////






思わず見入ってしまった。



さっき会った拓実を遥かに越える綺麗な顔…。



本当にこの王子様みたいな人が社長のバカ息子なの?



じーっと見つめていると---




パチッと大きな目が開いた。




「「わぁぁぁぁぁぁぁー!!!」」

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