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叶わぬ恋でも君のために。

第9章 止められない想い

「…ちゃん?…眞子ちゃん?」



はっっ!!



身体を揺さぶられて起きるとマンションの前にタクシーは着いていた。


「ご、ごめん…私、寝ちゃって…。」

「ほんと、ぐっすりだったね?」


「ごめんね…私、何か変なこと言ってなかった?」

「…変なことは…言ってなかったよ…。

ただ…」


「ただ?」






「可愛いことは言ってたよ♪」

「な、何?可愛いことって…。」



「フッ…、秘密…。
眞子ちゃん、ありがとね?」


「…お礼を言うのは私の方だから…。」



「いや、僕の方だよ…。」


「…?」



「眞子ちゃん、また明日ね?」

「う、うん…また、明日…。」



……………………………………………………

……………………………。





秀ちゃんを見送った後に思ったけど
お茶でもどう?って、聞くべきだったのかな?


きっと、言っても断られたんだろうけど。



それにしても…私、秀ちゃんに何を言ったんだろ…。


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