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叶わぬ恋でも君のために。

第10章 君の変化

「なんで…、なんでなんだよっ。」




君は、私の肩に顔を埋めた。



「秀ちゃん…?」



「眞子ちゃん…俺…」



「…?」


「眞子ちゃんが、拓実と親しくしてるの見てられない…。」


!!!



「俺…、



眞子ちゃんを独り占めしたい。」



!!!



「秀ちゃん…?

それって…。」





「我慢してたんだ…。

無理に気付かない振りして
好きにならないようにしてた…。


だけど、止められなかった。


いろんなことを考えて
好きになっちゃいけないって思えば思うほど…

好きになって…


苦しかった。




眞子ちゃんのためにも…この気持ちは隠し続けるつもりだったのに


本当に、思い出だけで我慢するつもりだったのに…。


いつの間にかこんなに眞子ちゃんに嵌まってしまって…



毎日、毎日、欲が増えていくんだ…。」

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