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叶わぬ恋でも君のために。

第12章 大好きだった彼のこと。

そして…私達は付き合い始めた。


智哉は仕事が出来て、友達思いで私のことも大事にしてくれて、欠点を探す方が難しかった。




いつしか…


智哉が私を好きだという気持ちよりも
私が智哉を好きだという気持ちの方が


強くなっていったのかもしれない…。








季節は巡り


付き合って二年目の記念日。





智哉が予約してくれたレストランで食事をしていると



「眞子…愛してる。


結婚を前提に
これからもお付き合いして下さい。」



そう言って、ポケットから小さな箱を取り出し
私の目の前でそれを開けた。



「智哉…これ…?」





「俺が、眞子を想う気持ち…

いつも忘れないで。」





智哉は私の左手の薬指にそっとキラキラ輝く指輪を嵌めてくれた。

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