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叶わぬ恋でも君のために。

第12章 大好きだった彼のこと。

同棲には至らなかったけど…
私は仕事を辞められないまま智哉の部屋に通った。


合鍵をもらって智哉のために
食事の支度をしたり掃除をしたり


私なりに…尽くしてきた。



智哉は仕事が忙しくなるにつれて
接待も増えていった。


そして、私も次第に努力が認められるようになり
大事な仕事を任されるようになっていった。


自分に自信が持てるようになって
仕事をしている自分が…好きだった。



お互いに忙しくて会えない日々が続いた。




そんなある日…
何の前触れもなく、その時は訪れた。






恋が突然やってくるならば---



別れも突然だ。











「他に…




好きな人が出来たんだ…。」




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