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叶わぬ恋でも君のために。

第3章 君は幸せ?

私が座っている前に立ちはだかって私の椅子の背もたれに両手を付いた。


/////


壁ドンならぬ椅子ドンだ。




「眞子ちゃん、顔赤いよ?」


「/////」



そう言うと更に顔が近付いて来た。




---もう逃げられない。


ほっぺだけなら…



私が諦めて目をぎゅうっと瞑った時---




「眞子ちゃん、かっわいい~♪」


頬に何の感触も無いまま秀ちゃんは向かいの自分の席に戻って行った。


なっ!



「か、からかわないでよ!///」


「いやーあまりにも眞子ちゃんが本気にするからつい面白くて…。」







君---



本当にバカなの?



もしかして---





そう思っていると



“コンコン”


「秀司様、お昼のご用意ができました。」


「いいよ、中に入れて。」

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