テキストサイズ

叶わぬ恋でも君のために。

第15章 別れの時

駆け寄って行きたいのに行けない…。


ここに来たの…迷惑だった?






そう思っていると秀ちゃんは社長に何か声を掛けて私の方に…向かって歩き出した。


秀ちゃんを目で追っていると
私に“あっち”と指差して合図した。








社長からは見えない位置で
私達は隠れるように再会した。




「眞子ちゃん…。」




次に何を言われるのかわからなくて…怖くて
私はぎゅうっと瞼を閉じた。






そして---






君から久し振りにもらった言葉は…






「眞子ちゃん…









ごめん。」







だった…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ