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叶わぬ恋でも君のために。

第17章 切ない再会と悲しい初対面

彩さんも…一緒なの?




“小柄で超可愛いかったよ。”


“じゃあ、美男美女でお似合いのカップルだね。”







---もう、聞きたくない。






私は廊下に出て、気分を変えるためにビルの中にある自販機へと向かった。






この行動が---


間違いだった…。







自販機の前でコーヒーをブラックか微糖かで
迷っていると


遠くから二人分の足音が聞こえてきた。






そして---


その二人の話し声が耳に届いた。







「ねぇ秀司、

いっぺんに案内されても分かんないから続きはまた明日にして?」



「あぁ…わかった…。」

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