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叶わぬ恋でも君のために。

第3章 君は幸せ?

私は見てはいけない物を見てしまった気がして静かにその部屋を出た。


ベランダに出てみると秀ちゃんは
寝息をスースーたてて眠っていた…。



ここから見える敷地内のお庭も立派だし、
緑は綺麗だし…。


そよ風も気持ちいい。



私は秀ちゃんの隣に座ってちょっと目を瞑ったつもりがいつの間にか眠ってしまっていた。








「…こちゃん!」


ん?


「眞子ちゃんってば!」


!!!



「えっ?えっ?」


辺りを見渡せば薄暗くなっている。


「今何時?!」


「5時になるよ。いやー気持ち良かったね♪
まさか眞子ちゃんの寝顔を見れるとは思わなかったな。」




---私としたことが…。


社長に本日の業務内容と成果をメールしなきゃいけないのに…。




「眞子ちゃん…落ち込んでるの?」

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